OPTIM プロジェクトについて

OPTIM プロジェクト(Outreach Palliative care Trial of Integrated regional Model、厚生労働科学研究費補助金第3次対がん総合戦略研究事業「緩和ケア普及のための地域プロジェクト」:研究リーダー江口研二(帝京大学))は、

  1. 地域緩和ケアプログラム>の実施前後で、がん患者の自宅死亡率、緩和ケア利用数、緩和ケアの質評価が向上するか検証すること
  2. プロジェクトそのものの経過を通じて、緩和ケアの推進に取り組んでいく際に役立つ成果物や介入過程を作成すること
を目的とし、2005年から行われている戦略研究の一部として実施されました。


平成20年度から22年度にかけて、公募で選ばれた鶴岡三川、柏、浜松、長崎4地域を研究フィールドとして、がん緩和医療・緩和ケアに関する質の向上とその普及に関する研究活動を行いました。 まず市民の方々、医療スタッフなどを対象にがん緩和ケアに関する認識度や要望を調査しました。 それを基に、上記4地域で、統一した介入方法(人材、冊子、DVD、研修会企画など)を決め、地域の関連する多職種・多機関の研究グループを組織し、介入前後の地域緩和ケアに関する質の向上・維持が実質的にできたか否かを数値で評価するという、世界的にも、緩和医療・緩和ケアに関する数少ない大規模な前後比較研究でした。


最終解析結果は、地域連携モデルを組織化していく際に生じる様々な問題に対する克服法など、構築プロセスに関する研究知見と合わせて、OPTIMレポート2012として発行しました(ホームページからダウンロードできます)。介入地域で実施された介入の詳細はOPTIMレポート2011にまとめています。結果の解釈の妥当性を確認するために、主要な結果についてはpeer review(査読)のある学術雑誌に順次投稿し、主たる結果はLancet Oncologyに掲載されました。
また、介入経過で作成したパンフレットやビデオについては、継続して参照したいとのニードが研究期間中止後によせられましたので、ホームページで公開しています。

本研究の結果は、今後、各地におけるがん緩和医療・緩和ケア提供のモデルとして利用できると期待しています。  


お問い合わせ先

『緩和ケア普及のための地域プロジェクト』
  国立がん研究センター内事務局

  • 〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
  • 国立がん研究センター がん医療支援研究部 がん医療支援研究室内
  • E-mail:optim●ml.res.ncc.go.jp
    (送信時は●を@へ変えてください)